深海魚のスープ

...takatanoriko...
何処へ?
10月の終わり、祖母が他界した。
孫の贔屓目かも知れないが、長く生きた人間の垢のようなものが不思議とない人だったように思う。
死に顔は、綺麗にお化粧していただいたこともあるだろうが、すごく美人だった。
絶対に嫌がる筈だから、止したけど写真を撮っておきかったくらい。

初めて人の死に立ち会ったのは、この祖母の母である曾祖母の時だった。
春のことで、妙に白い一日だった。
大勢、黒い服の見知った親戚や、会った事のない人々やらが、次々に来る。
人の出入りが盛んなのに、空気がぴたっと動かない感じがした。
否、浮かんで揺れているが、流れ出さない、溶け出ない、そんな感じ。
曾祖母が息を引き取った時から、少しの成分も変わらぬ空間。
前の日に、片栗粉に砂糖を足して水に溶いてレンジでチンとしてできたゼリーのようなお餅のようなそれのやり方を発見したので、何度も風邪気味の曾祖母の部屋と
台所を往復した。
全く凄い!と言って、嬉しそうに食べてくれたその半透明のぺらっとしたのがまだ、そのお腹に入っているに違いないのだ。

命が出入りする時の、静けさだったんだなあと思う。
空気に裂け目がないのに、どねしてどっかに行くねやろ?と思っていた。
行き方、どねすんねやろ?と思っていた。
そのくらい、窓を開けようが、お経を唱えようが、お花をいっぱい飾り付けようが空気がぴたりと動かない日でありました。
「あ」と声に出して言えばそのままずっと「あ」がそこに留まって浮かんでいるよな静けさと白いあかるさでした。
| - | 05:12 | comments(0) | - |
金木犀風呂
緒形拳さん、もういないなんて思えない。
残像が濃く残っているような。
人はすぐに消えられないけど、やがてすこしずつ薄まって行くのかな・・。
そんな風に消えてくのがいいな。
グラスの中の氷のよに、きれいさっぱりとはいかずとも。
願わくば、金木犀の香る頃・・。

家の風呂は今の季節、金木犀の匂いが立ち込めます。
向かいと、隣の、金木犀の大きな木にはさまれておるゆえ。
新しいお湯の匂いと、金木犀がまじります。



| - | 04:03 | comments(0) | - |
TETTUPAN
気がつくと、ズーンと秋になっていた。
長袖を出して、靴下を穿く。
夏の終わりから秋に変わっていく気温や空の光量が、つるつると夏と秋を行ったり
戻ったり・・そして、今日みたいに決定的な秋が来る。
毎年、靴下を穿く日が私にとっての秋認定日です。
この日、何かに包まれるのが久々という素足に穿くのは、綿ではなく、毛の靴下。

そして近頃、鉄板でいろいろを焼くのが楽しみな私です。
無性に、何かを焼きたい・・。
餃子の時も無性に何かを皮で包みたかったな。
人には、無性に・・ってことがある。
無性に揚げたいこともありました。
のこぎりで、木という木を切り続けたことも。
焚き火を連日、黙々と焚き続けた日々も。
無性に、の欲求はいつも急にやってきて私を翻弄するけれども。
そんな時の解決法は、ただ一つ、気の済むまですることです。
そのうちに、たいていのことは憑き物が落ちたようにフッと静まります。
今日は家なので、鉄板はないけどフライパンで立て続けにパンと卵と帆立を焼いた。
・・少し、気がすんだ。
| - | 15:17 | comments(0) | - |
復食・二日目
復食2日目、金曜日

【早朝】
納豆・・1パック

【朝】
お粥
梅干し
シラス

【遅めの昼】
秋刀魚塩焼き
辛味大根
かぼす


秋刀魚の塩焼きでえらく胸焼け・・まだ早かったんだ。
唐揚げを20個ほど、食べたくらいの衝撃を受ける。
次回は重湯に吸い物とかで、あれこれ食べないと決意する。
| - | 10:41 | comments(0) | - |
復食
ちょっとの晴れ間に、亀を庭に放し洗濯物を少しだけ干す。
火、水の断食後、木曜日の復食について記録しとこ。

少し寝て、朝の6時頃に自転車で近所をフラフラする。
明るい空の細かい雨が、きもちよい。
あれです、高熱が下がった時の体の軽さ。
からっぽを実感する。


8:00   梨    半分

9:30  アケビ   1つ

11:00  豆腐   ミニパック

15:00 モロヘイヤ  1束  (ただ茹でる)

16:00  南瓜    4片  (ただ茹でる)

ミネラルウォーター2ℓ

復食、本当なら重湯とかすまし汁が良いのかも知れないが、空っぽの体に調味料をまだ入れたくなくて、そのままのものを食べました。

梨、いい香りがした。
豆腐も濃厚に感じた。
いつもと、かけ離れた感じではないけど。
2日ほどでは感覚、さほど敏感にはならないのかも。

夕方食べた、南瓜がズーンと食べ応えがあった。
小さい2片、食べただけでもう胸がいっぱいになる。
でもきっと、これが本来だろうと思う。
いままでが、麻痺していたんだろう。

南瓜はただ茹でただけなのに、すごく甘くて濃厚でズッシリ・・。
そういえば、はじめて一人暮らしをした時、ちゃんとした料理なんてできないから
野菜をただ茹でてよく食べていた。
アスパラや蓮根やジャガイモ、カリフラワーなどよく茹でた。
素材をそのままいただくほうが、確実に旨かった。
16才でガリンガリンの頃。

今日は、お粥やすまし汁をやっています。
久々に出汁をひきました、台所からいい匂い。
久々に、この「ただ茹で」方式に着目して色々なもので試したい。
| - | 12:39 | comments(0) | - |
断食
夏の終わりの終わりに、断食をしています。
火曜の朝から始めて、今、水曜の深夜。
丸二日、食べていない。
昨日はノニのダイエットドリンクの小瓶を空腹の波が来た時に三回飲んで後はミネラルウォーター、今日はミネラルウォーターのみ。
波をやり過ごすと、何か食べたいと思わなくなる。
空腹感は引いては押しを繰り返すけど、おなかすいたー!とは感じなくてお腹の辺りに空腹時の胃腸の動きがあるだけ。

何か、噛み砕いて飲み下すこどがこのお腹の空っぽと、つながらない。
空腹を解決しないと、頭がきめているからなのかな。
体が催眠術に罹ったような。

産まれてすぐの赤子が母親の乳を探るのは、あれはどういうあれだろう?
何かを口にいれると、お腹の空いたのが治ると何がきっかけで知っているのか?
何処かでそれを見て真似するのではないだろうから、本能ということだろうけど。
排泄は、わかる。出ちゃうから。
睡眠は、目を瞑り静かにしていば降りてくる。(目を瞑るというのがコツといえばコツだけど)
一度も経験がないのに、知らぬ間にできてしまうのかな。
睡眠と排泄は無意識でも機能が正常ならば自前で賄えるが、食べるということは意識があるときでないとやりにくい上に、食べ物という自分でないものがいるわけか。
そうなれば、空腹よりも渇きのほうが本能として強い気がする。
もしかしたら生まれたての哺乳類の赤子は、最初渇きを何とかしようと乳を飲み、同時に空腹もおさまると知っていくのかな。
匂いで気づくなかな、乳の存在に。

断食は、越してしまえば欲求が薄まるが、しかし波のようにくりかえし来るという点で禁煙に似ている。
でも私にとっては、禁煙のほうが遥かに大変でした。
2日間の断食は、4時間くらい禁煙の特急列車に乗っている感覚です。
いまのところ。

変化は、体が軽くはなったというか、空腹でフラッとしているのかその中間くらいの感じ。
でも体内の雑音のようなものが消えたような静けさです。
消化の音かな?
肌は、もっちりハリが出た気もするけど、薄っすらと目に下にクマがある。
デトックス効果はどうでしょうね、まだわからない。

明日の朝から復食に入りますが、ここは気をつけたいところ。
せっかく摂るものが体にしみわたるのだから、しみわたらせたいものにします。
味覚が敏感なるらしいので、これも楽しみたいです。
一週間くらいは、ゆるやかな食事にしようっと。
このメリハリを楽しめたら、定期的に続けたいです、断食。
今回は急に思い立ってスタートしてしまったけど、次回は断食にはいる準備期間や睡眠時間なども整えてやってみようと思います。
| - | 03:46 | comments(0) | - |
再会

実家のベス&コロふたりとももう年寄りなのと(15歳、14歳)、この暑さで一応の歓迎はしてくれるけどアクションは小さめです。それでも、好き同士だ、という気持ちを存分に伝えあう。


| - | 13:09 | comments(2) | - |
ポニョ
先週、渋谷シネタワーで「崖の上のポニョ」を観た。
まず、冒頭の海中のシーンに圧倒された。
色彩と美術が何とも極まっており、のっけから私の目はスクリーンに釘づけ、
脳は、それらを記憶しておこうとハラララララ・・・と音を立てた。
立体絵本の想像以上の仕掛けに、細かく描き込んである隅々にまで目を凝らすような・・
そんな風にワクワク、身悶え。
美術の工夫にわっ、と注目の連続で、さかなの子ポニョの可愛さにイーーッとなる
楽しくて面白い全体的にとても好きな映画でした。

| - | 05:56 | comments(0) | - |
不忍池


朝顔市の帰りに、様子を見てきました。
一面の葉の波の中にもう、花がちらほらありました。
お昼過ぎだったので、もう閉じていましたが。
また、8月の終わりに始発電車に乗ってじっくり見に行くつもり。
蓮の花はいいな。
見ると清清しい気持ちになります。

仏像などに、お釈迦様や観音様が蓮の花の上に立っていらっしゃったり、座っておいでのものがよくありますが、どれもスッと姿勢良くおられるのには理由があるそうで。
蓮の花の下は泥水、姿勢良くいないとバランスを崩してたちまち泥水に落ちてしまう。
悪い感情に飲み込まれることなく自らを清く保つために、姿勢を正して前向きにいようという知恵を人々に示されているといいます。
また、泥水は汚いけど栄養分が豊富であることから、「この世」に譬えて世知辛い現世には学びが多くあり、それを消化して美しい花を咲かせるという話も。

蓮を見ると、この二つのことを思い出して背筋が伸びます。
そして、匂いも好き。

| - | 02:35 | comments(0) | - |
いろいろ色
入谷で買ってきた鉢植の朝顔が、一度に幾つも咲くものだから。
その景気のよさに、ドキマギしている。
細長く閉じたパラソルみたいな蕾が次々に控えている。

そして日によって色が違うので、起きたらのお楽しみ。
目覚ましなどかけないのに、毎日のように四時や五時に目が覚めます。
たまに、「猫などを撫でていると、自分が撫でられている気がする」と言う人がいて、
へーそんなものか、と思っていたけど、今、起きて朝顔に水をやると、自分が喉を鳴らしてゴクゴクと水を飲んでるような気になる。

一日目二日目三日目四日目
五日目


| - | 14:54 | comments(3) | - |
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